FiiO K7 その1でも書きましたが、純正スイッチングACアダプターでの音ですが、K7本体のLDOですべて処理しているとはいえ、スイッチングノイズはあるわけで・・・安価に電源強化できるFX-AudioのPetit SusieとPetit Tank Limited Editionを試してみました。
しかしまあ、いい世の中になったものです。このような電源強化アクセサリーがAmazonなどでもそこそこお手軽なお値段で購入できるなんて。昔は自作するしかなかったものねぇ。
スタックする為に、ケースキットとスタック用の樹脂足も一緒に入手しました。
樹脂足はまあ、代用品探せばあるのですが、今回はまとめて。
Petit Susieは、ディフェレンシャル/コモンモードノイズフィルタと電解キャパシタ、フィルムキャパシタをセットにした、定番ともいえるノイズ対策セット。
ただ、電解キャパシタの容量が990uFと、ちょっと少なすぎかなとも思いますが、上流のACアダプタにどれくらい積まれているかもわかりませんし、安全マージンと残りはTankにお任せなのでしょうね。
まあ、スイッチングノイズ、リブルの低減のために必要ですが、スイッチング電源のデータシート見ないと容量の計算できませんし。(昔TA2020のデジタルアンプに使ったスイッチング電源には10000uF以上つなぐなと書いてあった記憶があります)
まあ、組み立て。尚、Petit SusieとTank LEはセット運用なので、Petit Susieから出てるDCケーブルは切断。ターミナルを0.75sqのOFCケーブル(車用の残り物)でつないでいます。
FiiO K7に接続してみましょう。
早速、音を出してみます。(尚、ヘッドフォンはバランス化したATH-W5000です)もっと読む...
タイトルの通り、いい音楽をいい音で聴きたくて、なんとか不要というわけでもないけど泣く泣く処分し、FiiO K7を購入しました。
この前FiiOが発表した、K9 AKM(AK4191+AK4499EXEQ)を待ちたいとも思いましたが、価格的に多分買えないなというのもありましたし、精神的に療養中で、いい音楽をいい音で聴いて心穏やかにしたいというのが一番で、半年弱前からなんとかやりくりしようといろいろやっていましたので、K7にしたのもあります。
さて、私がFiiO K7を購入した点について、まず、中華DACの信用度っていうのはあまりありませんでした。
ですが、
- AKM AK4493SEQをMONOモードで左右1基ずつ搭載していること
火災より復活したAKMのAK4493EQのマイナーチェンジ版ですね
(私にとって初MONOモード)
- DACからヘッドフォンアンプ、出力までフルバランス回路であること
- PC用のDACとして、USB接続、ASIOで問題ないこと
というのがありました。
私が音楽を聴く場合、Foobar 2000またはuLilithでASIO出力。Windowsからの再生はオーディオインターフェースUR22Cが担うので、音楽再生専用として使います。
これだけのフル装備で価格が3万円代前半であることも決め手でした。
但し、LDOによる電源分配がしっかりしているという売りでしたが、スイッチングACアダプターによる電源供給は、正直ネックと思っていました。
今回はいつものこのざまではなく、ATH-W5000/EW9の消耗品や、Furutech FT-7445(R)などでお世話になっているe-earphoneより購入です。もっと読む...
ATH-EW9のほうも書かずのまま止まっているのですが、ATH-W5000をA2DC化したことでどうしても出てしまった弊害をまずは。
もともと、
- ATH-W5000ー純正6N-OFC+Hi-OFCハイブリッドケーブル(バランス化)+Furutech FT-7445(R)
というところに
- ATH-W5000(内部は純正ケーブル)ーA2DCジャック
- A2DCプラグー純正6N-OFC+Hi-OFCハイブリッドケーブル(バランス化)+Furutech FT-7445(R)
としたため、A2DCジャックとA2DCプラグが余計に入り、利便性は高まったものの、A2DCによる音質の損失が感じられました。
これはコネクタを入れたからの損失なのかなんとも言えませんが(オシロなどはまともなものありませんのでちょっと証明しづらい)ロジウムメッキプラグによる高音域の解像度などが低下してしまったのを強く感じていました。
そのうち、数度に分けてゆっくり書いていくであろうFiiO K7 AKM AK4493SEQ MONOモード/フルバランスヘッドフォンアンプに接続していても、電源の強化改造で少しずつ高音域はよくなっていても、ロジウムメッキの特性は薄れていました。
日本ではなかなかいいA2DCプラグは入手不可なのもあり、あっちの方で探してみたところ、公式ストアでは1ペアで5000円弱とちょっと買えませんが、別ストア(リンク先はaliexpress)で半額に近い価格で販売しており、フィードバック状況などからまあ、変なことはないだろうと1ペア(黒、3.5㎜配線径)を入手してみました。もっと読む...
以前、バランス化したATH-W5000ですが、今回は、A2DCジャック化してリケーブル可能にしてみました。
Bispaでは売り切れになっていたA2DCジャックですが、あっちの方から取り寄せました。今市場に出てるA2DCジャックはこの外形4.7㎜と、外形8㎜のものがあるようですね。
今回は、ATH-EW9のほうもA2DC化したかったので4.7㎜を選びましたが、ATH-W5000のケーブルが通る箇所、ゴムブッシュを外すと7㎜ちょいあるので、外形8㎜のでも固定しやすいかもしれません。
もちろん、固定にはレジンなどを使う必要がありますが。
さて、今回は4.7㎜のものなので、ATH-W5000のゴムブッシュを利用する形で固定。
内部は100均レジンで固着させています。
切断面はあまりきれいではないですが^^;もっと読む...
最近のマザーボードBIOSにはプロテクトがかかっていて、ModBIOSはやりずらいのですが、AsRockにかかわらず、Intel W790が出てしまった今、X299 マザーはもう古いのもあってBIOS更新はされませんね。
うちのIntel Core i9-7900Xですが、Microcode 2006F05(2022-12-21)が出ていたようなのでとりあえず更新してみようとしていろいろはまった(久しぶりなので忘れていた)ので、忘備録みたいな感じで記載しておこうと思います。
AsRockはプロテクトをかけている為、この方法はもちろん推奨されていません。一歩間違うとBIOSすら起動しなくなるので自己責任で細心の注意を払って行ってください。
1.Core i9-7900X(だけかはわかりませんが)はちょっと特殊で2つのMicrocodeが必要
うちのCore i9-7900XはU0、Production Unitのものですが、Mod BIOSで有名なUBUでMicrocodeの更新をするとBIOS上でMicrocodeが認識されず0になり、AVX2/3のクロックなどの調整ができなくなります。もっと読む...