Windows Phone 7.5の良いところと不満なところ

以前、そのうちと言ってそのまま放置してしまった、Windows Phone 7.5 Mangoについて、au IS12Tも正式に発表されてますし、いい加減に書かないと~

ぶりちゃんは、HTC 7 Mozartを持っていますし、App Hubでデベロッパー登録(年間9800円)をしていて、Mango Build 7712という、Windows Phone 7.5製品版に近いものを使用してます。

本日、ギズモードのauのWindows Phone担当者へのインタビュー記事を読みましたが、まったくその通りだと思います。

触れてみれば良さがわかる。

私が最初触ったのは日本未発売のWindows Phone 7.0、英語版でしたが、本当に第一世代Snapdragonかと疑いたくなる軽快さにまずびっくりしました。
なにせ、同じ第一世代Snapdragonを使っているWindows Mobile 6.5 T-01Aを使っていたのですから、驚きは大きかったですね。

そして、Windows Phone 7の顔、Metro UIの使いやすさです。

Windows Mobile、Android、iPhoneを使っていると、Metro UIのホーム画面って、すごく違和感があると思います。

四角いタイルが並んでる・・・色も単色だしね。

でも、このタイルは自由に並び替えが可能ですし、インストールしたアプリケーションだけではなく、電話帳(あえてこう書いてます)の一人一人またはグループも置いておくこともできます。

Windows Phone 7.5では、Windows Live、Facebook、TwitterなどのソーシャルネットワークサービスがPeopleハブ(先ほどあえて書いた電話帳です)に統合され、携帯電話の電話帳という枠をこえて、各ソーシャルネットワークサービスのユーザーや、Exchangeの連絡先も統合されています。

tw_me_notification

Meというタイルは自分を表すもので、Twitterで自分宛につぶやきの返信があれば、タイルに通知が表示されたりもします。

スマートフォンといえば、アプリをとりあえずいれてからやりたいことを探す。または知りたい情報ややりたいことのためにアプリをいれる。ホームからアプリをえらんで、情報を知ったりやりたいことをやる・・・そのような感じだと思います。

Windows Phone 7は、ホーム画面上で情報を知り、詳細な情報ややりたいことをタイルをタップして行う。
それでも足りなかったり、やりたいこと、情報がみつからなかったらアプリを探して入れる。
アプリもMetro UIを基本として作られているものが多く、ホーム画面からアプリを起動しているのだけれども、元からあるもののように違和感なく情報を知ったりやりたいことができてしまいます。

見た目の違和感と触って最初に感じる違和感・・・特に他のスマートフォンを使っていると感じるこれらの違和感は上に書いた違いだと思います。

けど、よくよく考えてみれば、知りたい情報、やりたいことがあるから使うのであって、ホーム画面から知りたい情報を見るためにアプリを起動するのはなんか変じゃないと思い始めてきて・・・気づけば、Windows Phone 7のMetro UIが普通になってしまいました。

まあ、私の知る限りですが、Windows MobileではTitaniumやTodayをつかってWindows Phone 7と似たようなことができてましたし、Infobarもそういう感じでデザインされてますよね。

もちろん、新しい情報を知りたい、新しいことをやりたいということで、アプリを探したりもしますよ?

あとは、XBOX Liveとの統合でしょうか。
私はXBOX360を持っているのもありますが、Windows Phone 7にはXBOX Liveも統合されているので、自分のアバターの変更や実績の確認、XBOX Liveのゲームもできたりします。
ほぼ、XBOX1の携帯機といってもいいでしょうね。
XBOX Liveアーケードクラスのゲームはプレイできますし、フル3Dのゲームもリリースされています。
SONYでいえば、xperia playみたいなものでしょうね。

実績はXBOX360のゲームとWindows Phone 7のゲームそれぞれの実績がひとつのゲーマータグに登録され、ゲーマースコアに加算されます。

そのうち、XBOX360とWindows Phone 7の対戦できるゲームもリリースされるのでしょうね。
すでに海外ではあるのかもしれませんが、これも楽しみです。

ハードウェア要件がかなり厳しめにつくられているので、端末によっては作られたアプリが動かないというのも少ない。どのメーカーの端末でも、ほぼ同じように操作できるのも大きいです。

他はデュアルコアで性能も上なのに、第一世代Snapdragonだからダメとかも聞きますが、現状、デュアルコアクラスの第二世代、第三世代Snapdragonが必要なの?というのが正直な感想です。
Androidは、それくらいないと快適に動かないと感じますが、Windows Phoneは第一世代Snapdragonで快適にうごいてますからね。

べた褒めしてるように見えますが、もちろん、不満に思うところもあります。
それは、いままでの記事にも書いてる、WMA Losslessに対応していないですとか、細かいところです。

正直、ここが選択できればもっと使いやすいのになとおもうところは何か所もあります。でも、普通に使う分には、選択はないほうがわかりやすい、使いやすいというのもわかります。

Windows Liveがメインで、あとはおまけじゃないかと思うところが、TwitterとFacebookの設定で、通知を取得する間隔などを変更する設定がないところです。但し、7712時点なので、製品版ではあるのかはわかりません。

Windows Liveとメールは取得する間隔の設定があります。これはメールを取得するタイミングを主とするものというのはわかるのですが、Windows Liveはメールだけでなく、いまどうしてるかなどのコメント欄がありますよね。コメントに対する返信もできます。それらの取得する間隔も兼ねていると思います。でも、同様なサービスである、TwitterとFacebookは設定できません。
平等じゃないように見える・・・Windows Live以外はおまけで対応?みたいにおもえてしまうのです。

カスタマイズを可能にすることでいろいろ大変になったWindows MobileやAndroidの教訓というのはわかりますが、このような差をつけるのはちょっとちがうんじゃないのかなと思っています。

もちろん、これは、People ハブの話であって、Marketplaceに登録されているアプリでは、個別に設定などを持っており、変更できたりするアプリはありますよ?
私の認識違いで、メールの取得間隔した変更できないのかもしれません。
まあ、そうであれば、私のメインのLive IDは、プロパメールなので、まったく意味ないのですがね。

WMA Losslessを直接再生はどうあがいてもほぼ無理です。
Windows Phone 7 Support Codecs(MSDN Library)
このように、Windows Media Audio Lossless 9.2はリストに名前すら入っていませんので。
Windows Media CodecはCodecの品質を一定にするという名目などで、ブラックボックス化されており、アプリとしての提供はまずないでしょう。
なので、Windows Phone 7の要件が変更されるまで気長に待つしかないのです。

でも、WMA Losslessが再生できないから不満というのは正確には違います。非可逆オーディオしか再生できないのが不満なのです。でも、最終的には同じことをやろうと思えばできます。WAVファイルは再生できるのですから。

ただ、Zuneソフトウェアで転送できるのかもしれませんが、アルバム情報やアルバムアートは入りません。WAVにはそんな情報な��ですから・・・

そのためにどうするか・・・やりたいことが現状できないなら、アルバム情報やアートも表示できて、損失のないWAVオーディオが再生できるアプリを作るしかないですよね(笑)
つぶやいていましたが、考えてます。
PSUStatusの表示、変更を行うアプリをとおもっていましたが、まずはこちらからになりそうですね。

不満もありますが、いままで、ある意味目的と手段を取り違えていたようなものだったので、Windows Phone 7には満足している部分がおおきいのです。

Windows Phone 7は触って使ってみると、良さがわかると思います。
言葉だけでは伝えにくいものでして、興味がある方にはぜひ店頭などで触ってみてほしいと思います。

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