続・Windows Phone 7の日本展開に思うこと

昨日、au、本日、docomoと、新製品発表会がありましたが、Windows Phone 7端末はありませんでしたね。
Twitterには期待度満々でつぶやいていましたが、わかる人はわかるとおり、まあ、予想通りの展開となりました。

正直、昨年、docomoが今年夏以降に検討するといっていたことも、正直信じていなかったわけで。
今回、つやてざさんが、質問で冬以降に出せないかと検討という回答を引き出してくれましたけれど・・・

昨年11月に書いた、Windows Phone 7の日本展開に思うことですが、結局進展してませんよね。

今回、auやdocomoがWP7端末を発表しなかったのは、WP7がまだ日本には受け入れられていないという判断があったからではないでしょうか?

開発者も増えていますし、日本のアプリも少ないとはいえ出てきています。同じジャンルのアプリは少ないかもしれませんが、必要最低限のものはそろっている状態と思います。

でも、日本で売られているWindows Phone 7端末は、auのIS12Tだけです。

しかも、話をきくに、auショップの店員の対応はお粗末ですし、もう8か月も前の機種です。

IS12T自体、古いとはおもいませんが、一般の人たちが、8か月前の機種を率先して選ぶのでしょうか?(安さ目当ては除く)

正直、売れてないから出せない、でも1機種が出ないから売れないというすくみ状態に思います。

でも、もう一つ、Windows Phone 7には店頭で致命的な問題があります。
店員の熟練度ではありません。これは、Windows Phone 7のコンセプト故にです。

Live IDを入れて、さわってみないと良さがわからない。

そうです。店頭のホットモックでは、Live IDなんて入っていません。個人のIDですから。

2012/05/16 追記
一部の店舗では、実際にLive IDがインストールされ、アプリなどが使えるようになっていたところもあったとの情報をつやてざさんから頂きました。
・・・でも、うちの近くなど回った限り(ええ、もちろん初日からいままでです)地方ではほぼないでしょうね。

せっかくの良さを伝えられないのです。

これで、お客さんを逃しているってことはとってもあると思います。

なぜ、日本のMSとauは、これを放置しているのかとても疑問です。

つい最近ですが、NOKIA Lumia 800のCH向けTangoにとても興味深いバージョンを見つけました。

店頭デモ専用バージョンのようですが、最初からダミーのLive IDがインストールされ、Message(SMS)やメール、Peopleの連絡帳がはいっていて、ある程度操作できるようになっています。

まあ、いろいろあって試してみたのですが、店頭でお客さんに試してもらうにはとてもよい物だと思います。

NOKIAとMSはこのようなものをすでに持っています。

なぜ、日本MSとauはやらなかったの? なぜ、いまからでもやらないの?
私はこういいたいです。

Windows Phone 7はたしかにキャリアにいろいろ任せてますが、正直、それにかまけて何もやっていないようにしかみえないのです。

あまりに、日本MSの動きが見えないのです。
開発側のエンバンシェリスト様たちは頑張ってくれています。でも、マーケティング側はどうでしょう。

全く見えません。

もちろん、私たち、開発者、既存のユーザーがもっともりあげなくてはならないのは十分承知してますし、できることを模索中です。

Windows Phoneは、電話としての在り方をベースにスマートフォンとしても完成度の高いものと思います。

でも、日本で広まらなければ、それも意味がありません。

ユーザー、開発者として、よりよい道が開けることを願い、そして、私なりにこれからも努力していきます。

コメント (1) -

tethys
2012/05/17 15:37:57 #

んー、そうですねえ。
日本端末メーカーにもがんばって欲しい気持ちもありますけど、
まずはSamsung辺りと一緒にお金で殴り込んで欲しいものですね、日本Microsoftさんには。

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