その1も始まってないのに番外編とは・・・と言われるとつらいのですが。
NuAns NEOのファームウェアは、MSの処理で1か月近く待たされたりしました。
通常のプロセスですと、提出して1、2週間くらい待たされたりすることもあるはずですよね(MADOSMAでもありました)
Trinityもffu(展開イメージ)での配布を開始しました。
以前、Windows 10 Mobileのアップデートの種類について書いたとき、ほかにも・・・というのはこの方法になります。Windowsのイメージ展開や再配布用のツール(MS製)を使用して、緊急接続モードですべてまっさらにして書きこんでしまう方法になります。
通常のOTAによるアップデートとは違い、OSのシステム領域やユーザー領域を一気に書き換えてしまいます。
書き換え完了後は、初期設定状態になります。
サポートで初期化してもらうようなものです。
WDRTによるリカバリーもツールが違い、簡略化されていますが、やってることは同じになります。
ですので、この方法を行うのであれば
- MSアカウントでログインしている。
- バックアップを必ず取る。
- NEOのバッテリーは40%程度は残しておきましょう。
- 書き込み中はPCの電源を落としたり、NEOと接続しているUSBケーブルを抜いたりしない。
- 書き込み後の初期設定時に復元を行う。
上記のことを頭に入れておいてください。
また、Windows 10 PCが必要になります。(イメージ展開ツールおよびイメージはWindows PC上で使います)
一応この展開ツールは、Windows 8.1でも動作しますが、Trinityではサポート外ということだそうです。
これは、通常であれば、イレギュラーな方法です。
ですので、該当IMEI端末の方として配布しているんだと思います。
(MADOSMAもIMEI入れないと、ページに行けませんね)
イメージ展開ツールおよびイメージの展開方法は、NuAns NEOのFAQに図解および、PDFで解説されています。
すぐにでも入れたい方は、よく読んで、しっかりと手順を確認しながら行ってくださいね。
この方法を取れなくても、MSが配布を開始次第、同様のファーム(V61)が後日OTAにて配布されるそうですので、敷居が高いとか、怖い場合は無理しないほうがいいかもしれません。
追記
星川社長のTwitterによると、LCDファームウェアをOTAで更新するにはリスクが高いため、今回のIMEI一覧に該当する端末は、できるだけこのファームを適用してほしいとのことです。
もしかするとV61にはLCDファームは含まれないのかも?
難しいと思ったら、サポートに相談してみるといいかもしれませんね。
また、バックアップと復元は100%ではありません。
対応していないアプリなどもありますので、前に書いた記事が参考になれば・・・
でも、この方法をつかえば、OTAで必ず失敗になる不具合や起動しない場合でもすっ飛ばして書き込むことができますね。
(保証はできませんよ?)
さて、私ですが、もちろん、すでにイメージを書き込みを完了し、バックアップから復元も終わり、現在アプリの再インストール中です。
ffuのzipですが、なんか懐かしいMAC特有のファイルがありますが、1.67GBのffuファイルを使いましょう。
(エクスプローラーのプロパティに表示されるサイズで記載してます。)
今回の修正内容ですが、緊急地震速報対応はとてもうれしいですね。
MADOSMAで対応してたようですが、NEOにも来ましたね。
次に、今回の初期ロットの該当端末に対応するLCDファームの更新ですが、これにより、細かいスクロールがなめらかに改善されました。
MADOSMAと比べると、スタートタイルに小を使い、4タイルにしているのもあって、細かい動きができないと、アプリフォルダになってしまったり(正直少々ストレスが)あったのですが、V62でタイル並べ替えをしていたら、ストレスなくすんなりと配置できました。
これはドライバではなくて、LCD側だったんですねぇ。
2次出荷以降改善されてたとは思いませんでした。
カメラについてはリアカメラしか見ていませんが、だいぶフォーカスもよくなりました。10㎝くらいまでは普通にフォーカスしますねぇ。
ナビゲーションバーのタップ時のバイブレーションもあると、タップした感覚があってわかりやすいです。
充電などについては、いま使えるのがQC2.0チャージャーなので、おいおいみていきたいかな。
まあ、うちのQC2.0も前よりは頻度少ないとはいえ、簡易チェッカーが12V0Aを表示する場合があります。
充電の安定性については、QualcommのSoCのお仕事で、Qualcommと共同で今後も改善していくということらしいですので、ゆっくり待ちたいと思います。
ヘッドフォンジャックに関しては、4極を使わない人なので、ごめんなさい。
今回のアップデートに関しては、MADOSMA 2.0.0.3/2.0.0.6の時と同様、かなり思い切ったアップデート方法です。
Trinityとしても思い切った決断でしょうし、最後の最後まで迷ったと思います。
- OS領域をすべて書き換えてしまう為、初期設定時に戻ってしまうこと。
- PCやイメージ展開ツールやPCが必要なこと。
- 現状の(MSの)制約で、最新の10.0.10586.218ではなく、ひとつ前の10.0.10586.164になってしまうこと。
いろいろありますが、熊本やMSの遅々とした対応などいろいろ重なって、苦渋の決断でリリースしたとおもいます。
しかしながら、緊急地震速報対応や、LCDのスクロール不具合などを少しでも早く解消したいという事でしょうから、私たちもありがたく、使わせてもらいたいと思います。
追記その2
翌日にV53ファームがOTAで配信されましたね。
4月21日深夜にOTAで更新がかかったWindows更新プログラム(Trinity)です。
こちらは前のバージョンになるそうです。
基本的に、ETWS(緊急地震速報)やナビゲーションバーのバイブレーションなどの修正はこちらに含まれるようですね。
V61は、いままでのNEOファームウェアの遅延を考えるといつになるのか謎ですね。WDRTも来ませんし。
NEOの公式サイトのサポートに、ファームウェアリリースノートが出ていますので参考になると思います。
尚、ファームウェアは、以前W10Mの数種類のアップデートの違いで記載した通り、NEO固有の修正プログラムです。
そして、うちのV62更新後のNEOですが、いまだに218へのOS更新プログラムが到着してません・・・
昨日の夜もリセット後復元なしならどうかとか、再度当てて試してみようとかしたのですが、当たってる方もいますね。
早くこないかな・・・10.0.10586.218とV62とGroove最新で音楽再生検証したいのですよ・・・
6/13 追記その2
ええ、いまだに218すら来ておりませんが、つい先日、公式サイトにて、無償アップデートが発表されました。
詳しくは書けませんが、ちょっとだけお手伝いさせていただきました。
わたしのNEOも、すでに無償アップデートサービスで埼玉に送っております。
最後に・・・
東日本大震災当日、私は仙台市街にいました。
ですので、少なからず、このような大きな地震の恐怖や後々の後遺症については理解しているつもりです。
熊本地震で被災した方に心からお見舞い申し上げます。