ATH-W5000のケーブルを純正に戻しバランス化

2009年に購入し、ずっと気に入って使っているオーディオテクニカ ATH-W5000ですが、2年ほど前に、MOGAMI Neglex 2930ケーブルに変更し、バランス化したのですが、やはり、純正ケーブル(6N+OFC+Hi-OFC)の高音域の良さ(空気感、高い分解能、そして通常より上のほうまで出ている)がずっと忘れられませんでした。
・・・まあ、ATH-W5000はこの高音域で好みが分かれますが、正直言ってこれくらい、元のソースが情報量あるんだと思っています。

ATH-EW9は2930にするだけでかなり化けたのですが、ATH-W5000は上流機器の音を正確に追従するヘッドフォンですから、ケーブルも含めて考えられているのだと思います。なので、ずっととっておいた純正ケーブルを引っ張り出して、まずはかっこいい6.35標準コネクタを切断、配線を見てみることに。

ATH-W5000は4芯 (赤、黒、白、黒)、Y分岐からは、右が赤、黒、左が白、黒の2芯ケーブルとなっていますが、情報によると、初期のものはY分岐でGNDが結線されているとのことで、デジタルテスターでチェック・・・ええ、結線されていました(号泣)
Y分岐のカバーに切り込みを入れて中を見ようとすると、中に樹脂で固められたものが・・・どうやら基板が入っているようですね・・・

ということで、Y分岐のそれぞれの根本で切断、配線を銀はんだでつなぎ、それぞれに収縮チューブを入れて保護、さらに上から5パイの収縮チューブを入れて補強しました。
あとは、ハウジングを外して、以前と同じように、純正ケーブルを配線。ユニットの+側に緑の印がついているのでわかりやすい。

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コネクタ側は2930で使っていた、FURUTECH FT-7443に純正ケーブルをはんだ付けして、iBasso DC01に接続してテスト・・・これで、純正ケーブルでバランス化できました。
まあ・・Y字分岐からハウジングまでは短くなってしまいましたが、W5000らしい高音域が戻ってきました。
やっぱりこれじゃないと。
そして、iBasso DC01では、高音域が少しぼやけてるのがはっきりわかり、やっぱりここら辺がiBasso DC01の限界なんだろうなとも感じました。
ハイエンドヘッドフォンアンプやハイエンドオーディオインターフェースの出力だと、高音域がすっきりとしていて、情報量も多いですからね。
バランスヘッドフォンアンプも欲しいなと思いますが、ずっと心の病と格闘中なのでお高い買い物はできませぬ。

ATH-W5000がうちに来てから13年、縞黒檀のハウジングも細かい傷がつき、オーテクロゴなども薄くなったり消えかけてたりしますが、愛着はますばかりでこれからも長く使っていくつもりです。
後継は出ていますが、値段もさることながら、私はウイングサポート大好きですしね。
海外でA2DCのジャックを見つけたので、今後はA2DCコネクタにしてみたいとも思っています。

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