ATH-W5000のA2DC化 その2 A2DC化の弊害と解決(?)

ATH-EW9のほうも書かずのまま止まっているのですが、ATH-W5000をA2DC化したことでどうしても出てしまった弊害をまずは。

もともと、

  • ATH-W5000ー純正6N-OFC+Hi-OFCハイブリッドケーブル(バランス化)+Furutech FT-7445(R)

というところに

  • ATH-W5000(内部は純正ケーブル)ーA2DCジャック
  • A2DCプラグー純正6N-OFC+Hi-OFCハイブリッドケーブル(バランス化)+Furutech FT-7445(R)

としたため、A2DCジャックとA2DCプラグが余計に入り、利便性は高まったものの、A2DCによる音質の損失が感じられました。
これはコネクタを入れたからの損失なのかなんとも言えませんが(オシロなどはまともなものありませんのでちょっと証明しづらい)ロジウムメッキプラグによる高音域の解像度などが低下してしまったのを強く感じていました。

そのうち、数度に分けてゆっくり書いていくであろうFiiO K7 AKM AK4493SEQ MONOモード/フルバランスヘッドフォンアンプに接続していても、電源の強化改造で少しずつ高音域はよくなっていても、ロジウムメッキの特性は薄れていました。

PXL_20231130_110410320日本ではなかなかいいA2DCプラグは入手不可なのもあり、あっちの方で探してみたところ、公式ストアでは1ペアで5000円弱とちょっと買えませんが、別ストア(リンク先はaliexpress)で半額に近い価格で販売しており、フィードバック状況などからまあ、変なことはないだろうと1ペア(黒、3.5㎜配線径)を入手してみました。

PXL_20231130_121022650.PORTRAIT早速、はんだごてで元のA2DCコネクタを取り外し、今回のQyfang Aurora CT-262をはんだ付け。

早速音を流してみると、やはり、ここが原因と言わんばかりに、ロジウムメッキらしさが戻ってきたではありませんか。高音域の良さ、解像度の高さ、応答の速さと余韻がとても好きなんです。

PXL_20231201_152515123尚、今回はATH-W5000側もA2DCコネクタ(リンク先はaliexpress)を取り付け直しています。(以前は温度高めではんだ付けしてたので、内部ピンの周りの絶縁部が弱くなっていたもので)
中心のピンも短く、外側のマイナス側も1㎜程度の出っ張りしかなく難易度は高めで、今回は350℃でできるだけこてを当てる時間を短く、数秒で終われるように心がけました。
まだ高いじゃんと思われますが、使っているのは和光テクニカルのSR-4N、鉛フリー銀入り半田ですので、これ以上下げるとクリーム状になって余計に時間かかりますので。

ついでにいままで外側から元のブッシュで取り付けてましたが、内側から押し込み、100均レジンで固定することで、安定性を上げています。なので、少々奥まってしまいましたが、接続には問題なしですね。

今までは、アンバランスはSteinberg UR22C、バランスはiBasso DC01で音楽を聴いてきましたが、少し冒頭のほうで記載した通り、今回いろいろ売りに出し、やっとFiiO K7を導入しましたので、今後はこちらで音楽を聴くことに。
先日、FiiO K9 AKMが参考展示され、そちらまで待つのも手・・・なのですが、構成を考えるとまあK7のようにフルバランスヘッドフォンアンプ(AK4499exeqパラではないと思われ)ではないだろうし、そこまでの予算も確保できなかったので、K7にしました。
幸い、うちにはMU2000 EX(こちらも動かないので本体は置物)に付属していたYAMAHA PA-6 12V/2Aトランス式ACアダプターがあり、懸念点だった電解キャパシタもニチコンKAに交換しておいたので・・・

まあ、次はEW9かそれともK7か。

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