
その3でトランスACアダプター YAMAHA PA-6を、その2とその4で純正スイッチングACアダプターとFX-Audio Petit Susie+Petit Tank Limited Editionを使用し、FiiO K7に接続してそれぞれ試してみましたが、今回は、改造済みYAHAMA PA-6に改造Petit Susie+Tank Limited Editionを接続して簡単に比較するとともに、改めてK7について記載してみようかと思います。
この状態で、アルミ電解キャパシタは
- 改造 YAMAHA PA-6
ニチコンKA 6800uF X 2 (13600uF)
- 改造 Petit Susie
ニチコンKA 1000uF X 3 (3000uF)
- Petit Tank Limited Edition
海外製個体分子キャパシタ 330uF X 8 (2640uF)
と、合計で19240uFと、FiiO K9 ProやFiiO PL50とほぼ同様の容量に。もっと読む...
K7 その2でPetit Susie /Petit Tank Limited Editionを使用していましたが、すべての音がソリッドなのはよいのですが、高音域までソリッドになりすぎて、アタックはいいけどディケイ、リリース、サスティンが・・・という状況になり、空気感や音の余韻が感じられなくなっていました。
とりあえず、Petit Susieを見てみると、コモンモード/ディフェレンシャルモードノイズの除去、低周波数はルビコン、中周波をフィルムで行っていますが、フィルム0.1とルビコンで、低周波、中周波(ここでの中周波は100KHz前後)はちゃんとできてるのか?とか高周波はあまりないとしても、積層セラミックで高周波も取っといたほうがいいかな?と思い、手持ちの部品で使えるものを探し、
- ニチコン MUSE KZ 25V 470uF
(KZなら100KHz程度まで効果があるっぽい?)
- WIMA メタライズドフィルム 0.47uF
(容量をふやして少し下の周波数から対応できるように)
- 積層セラミック 0.1uF
(MHzの高周波はどうかと思うけどやはり対策はしときたい)
を用意して部品交換することに。もっと読む...
その2では電源強化としてスイッチングノイズ対策などのFX-Audio Petitシリーズを使用しましたが、今回は、YAMAHAのDTM音源 MU2000などに付属していた12V/2AトランスACアダプターを試してみます。
尚、こちらもATH-EW9クラスでは感じられない、ATH-W5000を通しての感想です。ですので、イヤホンによっては気にならないなどあると思います。
うちには、MU2000EXがありましたので、このACアダプターを所持していました。ただ、もう20年近いものなので、最低限電解キャパシタは交換しておこうと思い、ニチコンKA 25V/6800uFに交換したものを使用しています(ELNA 25V/4700uFが最初からついていましたが、ニチコンKAは小型品なので、同サイズを取り付けたところ、容量アップとなりました)もっと読む...
FiiO K7 その1でも書きましたが、純正スイッチングACアダプターでの音ですが、K7本体のLDOですべて処理しているとはいえ、スイッチングノイズはあるわけで・・・安価に電源強化できるFX-AudioのPetit SusieとPetit Tank Limited Editionを試してみました。
しかしまあ、いい世の中になったものです。このような電源強化アクセサリーがAmazonなどでもそこそこお手軽なお値段で購入できるなんて。昔は自作するしかなかったものねぇ。
スタックする為に、ケースキットとスタック用の樹脂足も一緒に入手しました。
樹脂足はまあ、代用品探せばあるのですが、今回はまとめて。
Petit Susieは、ディフェレンシャル/コモンモードノイズフィルタと電解キャパシタ、フィルムキャパシタをセットにした、定番ともいえるノイズ対策セット。
ただ、電解キャパシタの容量が990uFと、ちょっと少なすぎかなとも思いますが、上流のACアダプタにどれくらい積まれているかもわかりませんし、安全マージンと残りはTankにお任せなのでしょうね。
まあ、スイッチングノイズ、リブルの低減のために必要ですが、スイッチング電源のデータシート見ないと容量の計算できませんし。(昔TA2020のデジタルアンプに使ったスイッチング電源には10000uF以上つなぐなと書いてあった記憶があります)
まあ、組み立て。尚、Petit SusieとTank LEはセット運用なので、Petit Susieから出てるDCケーブルは切断。ターミナルを0.75sqのOFCケーブル(車用の残り物)でつないでいます。
FiiO K7に接続してみましょう。
早速、音を出してみます。(尚、ヘッドフォンはバランス化したATH-W5000です)もっと読む...
タイトルの通り、いい音楽をいい音で聴きたくて、なんとか不要というわけでもないけど泣く泣く処分し、FiiO K7を購入しました。
この前FiiOが発表した、K9 AKM(AK4191+AK4499EXEQ)を待ちたいとも思いましたが、価格的に多分買えないなというのもありましたし、精神的に療養中で、いい音楽をいい音で聴いて心穏やかにしたいというのが一番で、半年弱前からなんとかやりくりしようといろいろやっていましたので、K7にしたのもあります。
さて、私がFiiO K7を購入した点について、まず、中華DACの信用度っていうのはあまりありませんでした。
ですが、
- AKM AK4493SEQをMONOモードで左右1基ずつ搭載していること
火災より復活したAKMのAK4493EQのマイナーチェンジ版ですね
(私にとって初MONOモード)
- DACからヘッドフォンアンプ、出力までフルバランス回路であること
- PC用のDACとして、USB接続、ASIOで問題ないこと
というのがありました。
私が音楽を聴く場合、Foobar 2000またはuLilithでASIO出力。Windowsからの再生はオーディオインターフェースUR22Cが担うので、音楽再生専用として使います。
これだけのフル装備で価格が3万円代前半であることも決め手でした。
但し、LDOによる電源分配がしっかりしているという売りでしたが、スイッチングACアダプターによる電源供給は、正直ネックと思っていました。
今回はいつものこのざまではなく、ATH-W5000/EW9の消耗品や、Furutech FT-7445(R)などでお世話になっているe-earphoneより購入です。もっと読む...