ATH-W5000のA2DC化とちょこっとDACのお話

以前、バランス化したATH-W5000ですが、今回は、A2DCジャック化してリケーブル可能にしてみました。

PXL_20230826_111214785Bispaでは売り切れになっていたA2DCジャックですが、あっちの方から取り寄せました。今市場に出てるA2DCジャックはこの外形4.7㎜と、外形8㎜のものがあるようですね。
今回は、ATH-EW9のほうもA2DC化したかったので4.7㎜を選びましたが、ATH-W5000のケーブルが通る箇所、ゴムブッシュを外すと7㎜ちょいあるので、外形8㎜のでも固定しやすいかもしれません。
もちろん、固定にはレジンなどを使う必要がありますが。

さて、今回は4.7㎜のものなので、ATH-W5000のゴムブッシュを利用する形で固定。
内部は100均レジンで固着させています。

PXL_20230826_172214366切断面はあまりきれいではないですが^^;

今回はイヤホン用A2DCと同じ仕様にしています。ATH-W5000の内部は結構余裕があり、オーバーヘッドタイプ用のA2DCにすることも可能ですが、その場合、正確な位置決めや3Dプリンターなどで部品造形が必要なので見送りました。
まあ、イヤホン用にしておけば、すべてのケーブル使えるのでこちらがいいかなと(もちろん、オーバーヘッド用はコネクタの強度や防振などで意味があるとは思っています)

ケーブルですが、以前MOGAMI2932などに代えてみたのですが、やはり純正の6N-OFC+HiOFCハイブリッドケーブルとATH-W5000の相性というか、上流の音を素直に出すところがよく、純正ケーブルのままとしています。
A2DCジャックまで純正ケーブルをはんだ付けし、A2DCプラグに残りの純正ケーブルをはんだ付けして、Furutech FT-7445(R)プラグ仕様のままとしています。

PXL_20230813_065459121.MPDACはiBasso DC01(AKM AK4493 2.5mmバランス出力)のままなのですが、2.5mm->4.4mm変換ケーブルは以前の既製品ではなく作り直しました。。
ATH-EW9に使っていたFurutech FT-7254(R)を使い、4.4㎜ジャック側はBispaのBSP-J445-Y310G5 4.4mm5極ジャック、オヤイデ電気の102 SSC HPC-28-2U V2を2セット分へたくそですが編み込み、8芯で接続しています。
オヤイデ電気の102 SSCケーブルは、以前から興味があったので今回使ってみました(まあ、そのうち書く予定のATH-EW9のリケーブルにもともと使う予定だったものですのでツイスト仕様を編み込むのが間違いなのですけど)
オヤイデの102 SSC、HPC-28-2U V2については、ATH-EW9のほうで記載しますね。
一言だけ言うと、mogamiケーブルのグレードアップ版という触れ込みは事実だ!ですかね。
ATH-W5000のA2DC化も、ATH-EW9の作業が完了すれば、オヤイデHPC-28-2U V2のケーブルも使えるようになるのでそちらでも試してみたいところです。

そのうちaecoのAT4-1812R 4.4㎜プラグを使ってみたいところですね。(日本で出た当時はまだ4.4㎜は出てなかったのですが、いつの間にか販売されてた)
プラグのはんだ付けがしやすいのがいいのと、テルル銅でどう変わるのかも楽しみです。
また、Furutechのロジウムメッキは、変換プラグから使い始めたのですが、それ以来、ロジウムメッキのシャープながら素直な音が気に入ってしまい、ロジウム以外使いたく無くなってしまっています。
あっちのほうでは、OEM元?が同じようなものを安く販売してるようですけど、Furutechのはクライオ処理しているようなので違いますね。
(予算がなくて、6.3㎜ー>4.4㎜は余ってたノイトリックの6.3㎜使いましたが)

ATH-W5000は、上流の音を素直に出すヘッドフォンなので、この要素を壊したくないのですよね。
mogami2932に交換後、高音域が弱くなってしまい純正に戻した経緯がありました。
ロジウムメッキを多用するのも、素直な音が聞きたいからというのもあります。
AKMのDACは、色付けをしない素直で高音質なDACなのでそれを生かすようにしています。
もちろん、高音域まで含めてしっかり出てくるので聴き疲れはでますが、気づけば数時間聞きっぱなしってのはよくあります。

DACについては、いままでいろいろなメーカーのを使ってきています。
TI(BB)、重厚感
Cirrus Logic 作られた高音域
Wolfson(現CS) 低音マシマシ
ESS 高音域キラキラ色付け
AKM 素直な音
もちろん、音質はDACだけで決まるものではないですし、受動部品の質や回路設計などでいろいろ変わるのは重々承知ですが、DACは音を変換する重要な部品ですから、私はAKMを推しています。
まあ、以前紹介してたDr.DACも、実際のところ、ESI MaXiO XDのヘッドフォンアンプ設計そのまま持ってきたけど、DAC部分が変わってしまっていたり、MaXiOのASIC処理もないので結局音質は・・・ってのは今更ですがありました。
(AKMの工場火災がなければ、Steinberg UR22CのDACもAKMのままだったはずなのに、ESSになるなんて・・・高音域キラキラ過ぎて)

令和5年/11/23追記。
Steinberg UR22Cの高音域キラキラすぎるのはもしかするとニチコン Fine Goldもあるのかなとふと思ったり。
うちはニチコンMUSEシリーズは好きですが、Fine Goldはダメなんですよね。増幅された量感がとても不自然に感じるんです。
よくよく考えたらポータブルDACのSEBREを聞いたときはとてもフラットだったし。・・・まあ、フラットなのはいいのですが、やっぱり不自然なんですよね。録音物なのにアコギの弦を鳴らした後のフィードバックやリリースがほとんど感じられなかったんです。
まあ、DOS/VサウンドカードのころのESS Technologyはほんと、当時のSound Blaster以上に投げ捨てたくなるほどだったのを考えれば、よく頑張ったなと思いますが・・・あっちの会社ですからねぇ。
ちなみにCirrus Logicで作られた高音域と言っているのはここら辺がとってつけたように感じられたというのがあります。
(FM音源世代なので用語が古いのはご容赦を)
まあ、私の場合打ち込み物でビブラート弾きヴァイオリンのまま刻んだ演奏をするとかでも不自然と感じてしまうもので。
まあ、MUSEシリーズの話はまたそのうちとしておきましょう。うちはKZの音好きですけどね。このような、人によっては微妙に聞こえたり聞こえなかったりする余韻部分を不自然につけたようにではなく、自然に出してくれますから。そういう意味で、MUSEは外れましたが、105℃対応品になったKAにはとても興味があったのでYAMAHA PA-6にKAを入れたというのもありますね。
(まあ、KZも以前購入した在庫、結構あるんですけどね)

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