先日、FiiO K7 その6にて記載した、私オリジナル設計のハンドメイド電源平滑モジュールについて、少々記載をしておきます。
まずは、ご購入いただいた方に改めてお礼を申し上げます。
本品は、基本的にはスイッチングACアダプターであれば12V~15V程度、トランスACアダプターであれば12Vの入力に対応するように設計しておりますが、元々は、FiiO K7/K7BTのAKM(旭化成マイクロデバイセズ) DAC AK4493SEQ X 2の性能を引き出すための電源強化を目的として設計しております。
ですので、以下を主にしております。
- AKM DACの再現力、繊細さを発揮させる
すべての音を再現しながらも、全体を聴けば音楽として素晴らしく、また、パートを意識して聴けば、パート、楽器の旋律を感じられること
繊細な弦楽器の表現、生ピアノの演奏感、ホール演奏の余韻、ミキシングの良しあしまでを再現するAKM DACの繊細さを生かすこと
- 余計な色を付けない
あくまで原音再生を目的とし、高音域のシンバルなどに余計な響きや輝きを付けないこと
低から中、高音域まで余計な起伏を付けず、フラットな音域とすること
ハイレゾ領域 (20KHz以上)をごまかさないこと
- スイッチングノイズを含む電源周りのノイズを低減することで、FiiO K7の真の実力を発揮させる
(K11も同様のスイッチングACアダプターのようですが、こちらについては私のほうでは検証などは行いません。Cirrus LogicのDACですし、K11の購入予定はありません)
さて、当方の電源平滑モジュールについては、大まかに1種類のバージョンを考えております。
正確には3種類なのですが、MUSE KZは生産終了となり、入手困難になるであろうこと、3種類目は電源を選ぶため、受注頒布でのみと思います。もっと読む...