Windows 10でアップグレード(RS5から19H1や、Windows 7からなど)でオーディオインターフェース系や、USB DACなどサンプルレートを変更可能なサウンドデバイスを使用している場合、サウンドが再生できない、ブラウザでYouTubeなどで動画が再生されず、くるくる回ってるなど、たまに困ったことが起きる場合があります。
じつは私も、先ほど18962から18965に更新した際、この現象になりました。
入力、出力のデフォルトサンプルレート及びビット深度設定を同じにし、再起動後、正常に動作します。または、実際にないはずの入力があったり、入力を使用しない場合は無効にしておくのも得策です。
私の環境のいつもの設定は、
スピーカーが32bit/96KHz(いつもの設定)なのですが、なぜか出力Ch12が32bit/48KHz(デバイスは違えど、物理端子は同じなのでスピーカーと同じになっていなければならない)そして、入力側Ch12が32bit/44.1KHzと全部バラバラになっていました。
再生指定も違うし、入力とも全くあっていないので、おかしくなるわけですね。
サウンドデバイスの作りによりますが、よほどのものでない限り、入力、出力は共通のCODECチップなどが担います。ADC、DAC別になっていても、実際は入出力を1つでコントロールしているため、設定が異なると正しく動作しない場合もあります。
また、Windows 10のデバイスは、デバイスドライバーが、入出力を判別して端子などを判別しますが、
USBスピーカーの作りや、昔のドライバの作りなどで、端子を一つに合わせたマルチチャンネル出力が追加されていたり、再生専用スピーカーなのに、入力(録音)デバイスが認識されたりする場合があります。
私がメインに使っている、ESI Juli@XTeは、24bit/192KHz(内部32bit)のステレオ入出力とデジタル入出力を持つ4ch in-outオーディオインターフェースです。サンプルレートは44.1KHzから192KHzまで指定可能ですが、コントロールは共通のため、サンプルレートは入出力すべてで共通にしなければなりません。
上記はESIのWindows 10対応ドライバ(それでも古いのですが)入出力に以下のデバイスが表示されます。
出力
- Juli@ Ch12(アナログ)ステレオ
- Juli@ Ch34(デジタル)ステレオ
- Juli@ スピーカー 4ch(アナログ、デジタルをすべて使用する)
入力
- Juli@ Ch12(アナログ)
- Juli@ Ch34(デジタル)
Windows 10の設定アプリではサンプルレート、ビット深度の設定を変更することができません。そこで、コントロールパネルのサウンドから指定する必要があります。
各デバイスのプロパティタブを開き、既定の形式を選択していきます。
上記は、左が、出力のプロパティ、右が入力(録音)のプロパティです。
どちらも同じに設定します。有効なすべてのデバイスで同じ設定をしておきます。
私の場合、32bit96000Hz(96KHz)に設定していますが、通常であれば、16/48KHzまたは24/48KHzあたりが妥当ではないでしょうか。(デジタル入出力を使っている場合は相手機器にもよります)
で、設定したら、忘れずにWindows 10を再起動しましょうね。
CreativeのSoundBlaster系やRolandのUA系などもうちのJuliみたいに設定が可能なオーディオインターフェースなので、うまく動作しない場合、設定を確認してみるといいかもしれませんね。
いつまでたっても設定アプリに入らないので、フィードバックを投げておきました。