ATH-EW9とATH-W5000のリケーブルとバランス化

ATH-EW9、これも10年近くつかっていますが、寝ながら使っていたのもあって、断線させてしまいました。ケーブルの途中で断線していたので、思い切ってケーブル毎交換することに。

むかしから、最上電線のケーブルが好きだったので、余っていたmogami neglex 2930ケーブルを使用。

このケーブルは、バランス転送用のマルチチャンネルケーブルで、2chのもの。太いケーブルですが、内部に独立して2本の被膜ケーブルが入っており、1本毎にHot,Cold,GNDの3本の線が入っています。
内部の被膜ケーブルにはチャンネル番号1,2などが印刷されており、その中のケーブルもHot側が色付被膜(チャンネルごとにカラーコードの色になっています)、Cold側が白(というか透明?)被膜と、簡単に覚えられてはんだ付けの際も間違いが少ないようになっていて親切です。

ProShot_20200612_143722ATH-EW9のハウジングをHEXとトルクスをつかって開け、はんだごてで元のケーブルを外し、mogami 2930のHotとColdを+とーにはんだ付け。反対側はFurutech FT-7254(R) 2.5㎜バランス接続プラグにはんだ付けしています。
ヘッドフォンのバランス化については、通常はLとRの+側を独立して接続、ー側をGNDに接続していたのを、
それぞれ独立して接続するだけですね。

・・・でも、2.5㎜プラグへのはんだ付けはもうやりたくないと思いました。
温調はんだごてでもはんだ付け箇所が細くてつらかったです。
ついでに、経年劣化でダメになっていたイヤーラバーとイヤーパッドも交換(オーテク通販)し、復活しました。

同じく、ATH-W5000もリケーブルしてしまおうと、まずは元のケーブルからmogami 2930+ノイトリック6.3㎜TRSに交換していきます。

ハウジングを止めている4本のタッピングビス(銀)をはずして、内部のカバーのビスもはずし、元の線をはんだごてで取り外しました。

ProShot_20200708_14126ProShot_20200708_14111その後、ハウジングカバーにmogami 2930を通してHotとCold線をはんだメッキ、スピーカーにはんだ付け。
あとは元にもどします。

この時点では、まだアンバランスヘッドフォンのままでケーブルを変えただけ。mogami特有の解像度のよさ、明るめの高音域はするものの、ATH-W5000の高音域がなくなってしまって残念と思っていました。

DSC_0001変換プラグを試しに使ってみてからお気に入りになってしまった、Furutechのロジウムメッキプラグ、FT-7445(R)に交換し、バランス接続にします。

DSC_0004はんだ付けは2.5㎜プラグよりは楽でしたね・・・それでも大変でしたが。

うちの唯一のバランス出力はiBasso DC01なので、そちらにつないで音だししてみたら、Furutechのプラグのおかげか、mogami 2930の音質+高音域の粒度の高さになりました。

ATH-EW9はもともとのケーブルが貧弱で、mogami2930に変えるだけで化けました。(標準付属の延長ケーブルを使うとさらに音質が落ちてましたし)
ただ、ATH-W5000の場合は、さすがにケーブルも含めてきちんと調整してるんだなと、一度は後悔、なんどか元に戻そうとも思いましたが、プラグも重要ですね。(バランス駆動になったのも大きいと思います)

しばらくはこの仕様でいろいろ聞き比べていきたいところです。
(やっとATH-W5000の後継でたようですが・・・ウイングサポートなくなっちゃったし、スペック的にもATH-W5000と変わらないのでこのままです)

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