Windows Server 2019-2022 (Coreを除く)でWinGetとWindows Terminalを使う

更新 令和5年8月25日
Windows Server 2019-2022に表記を変更
Windows Terminal 1.17/Preview 1.18がWingetでInstallできない可能性があり、Xaml.uiが必要になる場合に応じて、DL先を追加

更新 令和3年10月9日
winget 最新版で、指定されているredistファイルのバージョンが更新されている為、表記を変更
DCHドライバ用のnvidia Control PanelやIntel Graphic Command Centerのインストールヒントを記載

Windows Server 2019-2022 LTSC Insider Previewでは、デスクトップアプリインストーラーがインストールされていないのもあって、管理用にWindows Terminalを使いたくてもインストールどうしようとなりますね。

WTP

とりあえず、appxbundleやappxが実行できてインストールできれば簡単なのですが。

前提条件

  • Windows Server 2019 LTSC Insider Preview以降であること(Build 19041以降であること)
  • デスクトップエクスペリエンス(GUIモード)でインストールされていること
    (本当はCoreで使いたいのにね・・・うまくいかない)

一部の前提条件として必要なファイルがありますが、取得方法はここでは記載しません。必要であれば、参照元の記事を参考にしてくださいね。
また、ここではwingetを使用した方法を書きます。

1.Windows Server を開発者モードに設定する

2.WinGetをインストールする(まだプレビュー版です)

3.wingetでWindows Terminalをインストールする

となります。

Windows Serverを開発者モードに設定するのは、設定の更新から設定してくださいね。

WinGetのappxbundleをgithubのwingetからダウンロードしてきます。
Windows Serverにその他必要な

Microsoft.VCLibs.140.00.UWPDesktop_14.0.32353.0.x64__8wekyb3d8bbwe.Appx
Microsoft.VCLibs.140.00.UWPDesktop_14.0.32353.0.x86__8wekyb3d8bbwe.Appx
Microsoft.VCLibs.140.00_14.0.32353.0.x64__8wekyb3d8bbwe.Appx
Microsoft.VCLibs.140.00_14.0.32353.0.x86__8wekyb3d8bbwe.Appx 

ですが、参考にしたWingetのissue#144のページWindows Terminalのissue#3097を参考にして取得してくださいね。

WinGetをインストールするためにあえてClassic PowerShellを使用します。(PowerShell 7.1ではエディションエラーではねられます。)

スタートメニュー右クリックまたはWin+Xでショートカットを開き、Windows PowerShell(管理者)を実行します。

//Windows ServerのPowerShellでappxをロード(PowerShell 7だと、ここからエラー)
import-module appx
//Dependのインストールx64
add-appxpackage -Path .\Microsoft.VCLibs.140.00.UWPDesktop_14.0.32353.0_x64__8wekyb3d8bbwe.Appx
//Dependのインストールx86
add-appxpackage -Path .\Microsoft.VCLibs.140.00.UWPDesktop_14.0.32353.0_x86__8wekyb3d8bbwe.Appx
//wingetのインストール
Add-appPackage -Path .\Microsoft.DesktopAppInstaller_8wekyb3d8bbwe.appxbundle
//インストールだけではwingetコマンドが実行できない場合?
Get-AppxPackage Microsoft.DesktopAppInstaller | %{ Invoke-CommandInDesktopPackage -PackageFamilyName $_.PackageFamilyName -AppId winget -Command C:\Windows\System32\cmd.exe -PreventBreakaway }

実行後、ライセンスエラーが出たりする場合がありますが、以後、wingetが使用可能になりました。

Windows Terminalをインストールするには、
winget install “Windows Terminal”
Windows Terminal Previewをインストールするには
winget install “Windows Terminal Preview”

でインストール、使用できるようになりました。
追記 Windows Terminal 1.17及び、Preview 1.18について、Wingetからインストール、更新ができない場合があるようです。
その場合、Windows TerminalのgithubからappxをDLするのですが、依存関係でエラーになる場合があります。
Windows Terminalに必要なMicrosoft.Ui.Xaml 2.8は、ここからダウンロードできます。

Windows Terminalのissue#3097を参考にすると、Windows Server 2019-2022に、DCHに必要なIntel Graphic Command CenterやnVidia Control Panelもインストールできます。
対象のサイトで、Microsoft StoreのURLを入れて(Retailを選択しましょう)実行するだけです。

PowerShellスクリプトを書くのが面倒な場合、上記のWinget(AppInstaller)を先にインストールしていると、必要なRedist(AppX)ファイルもダブルクリックでインストールできるようになってるので便利ですよ。
WS2019withigccIntel Graphic Command Centerの場合は、.Net Native Framework Runtimeや.Net Framework RuntimeなどのAppXをインストール後、AppXBundleをインストールしましょう。
nVidia Control PanelはAppXBundleのみのようですね。

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