au Windows Phone 7.5 IS12T by Toshiba その4 音楽再生 Zuneプレイヤー

IS12Tですが、WMA連続再生も終わり、エージングも進んできたところです。

今回はZuneですね。

Zuneの歴史なんつーものは、マニアックな方に譲るとしましょう^^;

Zuneとは、Windows Phone 7に搭載されているメディアプレイヤーです。

もともとZuneという、東芝のギガビートシリーズから派生した(ような)ものが日本以外では売られていたものです。

Windows Media Playerとは勝手が少々ちがいまして、通常のDAPであれば、Windows Media Playerで同期しますが、Windows PhoneはZuneソフトウェアで同期します。 Zuneソフトウェアは独自にプレイリストを持っていますが、以前のiTuneのように、AACなどに勝手に変換したり、コピーを持つことはありません。
あくまで情報だけを保持し、元のファイルに手を加えないのはうれしいところです。
ぶりちゃんのように、ローカルサーバー内にWMAを溜め込んでる人にも便利かなと思います。

今回は、Zuneソフトウェアよりも、IS12TのZuneというより、WMA再生機能についてがメインです。

Zuneソフトウェアの使い方なんかはいろいろ探せばあると思いますしね。

Metro UIのMusic & Videoをタップすると、Zuneプレイヤーが起動します。

IS12T_zune_Menu

日本語版らしい(?)縦書き表示ですね。

いろいろ反射して映り込んじゃってますが、BLOW5DやMaXiO XDなどなのできにしないで><
また、曲がマニアックなのもスルーでお願いします。
ついでにいえば、表示されている曲はすべて自身で購入したCDよりRipしております。
表示されているアルバムアートなどの著作権はそれぞれの権利者にあります。

パノラマアプリケーションで、左右にスライドすることで履歴、新着、Zune連携アプリなどを表示できます。

IS12T_zune_Refer

右にフリックして履歴を見ると、再生した曲が最新から表示されます。Zuneソフトウェアがアルバムアートを認識していれば、アルバムアート表示もしてくれるのでわかりやすいです。
ぶりちゃんは、東芝Gigabeat S30のころから、アルバムアートがあるとわかりやすいので、ほぼすべてのWMAにアルバムアートは入れています。

トップメニューから音楽をタップすると、アーティスト別、アルバム別、楽曲、プレイリスト別のメニューが表示されます。これもパノラマUIで、左右に動かして簡単に切り替えられます。
残念ながら、WMPのように曲毎のアーティスト別ではなく、アルバムアーティストのみのソートですが、ここら辺は後々期待したいところですね。

IS12T_zune_Album

アルバム別で表示したところです。
アルバムアートとアルバム名が表示されます。
上下スクロールでそれぞれをタップすることで見れますが、ぶりちゃんのようにものすごい曲数いれてるとそれも大変です。

そういう時は、インデックスになっているテーマ色のタイルをタップすると・・・

IS12T_zune_SelectAll

このように、インデックスリストが表示されます。
インデックスが暗い色になっている場合、該当するアルバムはないということになります。

IS12T_zune_SelectAll_script

また、地球儀のような?タイルに、漢字や記号のアルバム名が入ります。
上の画像はタイルをタップした後です。
もし、読み仮名という項目があったなら、普通にアイウエオのほうに出るのかもしれませんね。(タグにはないのでこれはどうしようもない)

この機能はもちろん、他の種別でもできますよ~ 楽曲別ですと、全曲シャッフル再生が一番上に表示されるので、車の中では、これをタップしてシャッフルで聴いてたりします。

IS12T_zune_Playback

楽曲を選ぶか、アルバムアートをタップすると音楽が再生されます。
Windows Phone 7.5から、再生中のスクリーンセーバー画面と同じ場所にプレイコントロールの場所が変更になっていますね。 アルバムアートの右にある小さいアイコンは、上からお気に入り、シャッフル、リピートで、タップする毎にトグルで切り替わります。

また、アルバムアート部分を左右にフリックすることで、前の曲、次の曲を選ぶことができ、見た目も使い勝手もよいですね。

さて、一部の方はここからが本命かもしれませんね。

IS12T_wma_test

IS12Tのバッテリーをフルにしてから、WMAをシャッフルで連続再生して放置したところ、バッテリー残り9%の時点で、2日と9時間再生しておりました。(実際は、車の中に持ち運ぶ為10分ほど2回停止しましたけど)

このあと、2日と十数時間の時点で、バッテリー切れとなりました。

WMA再生だけとはなかなかいきませんが、WMA再生のみでこれだけもつということは、かなり進化したと思ってます。T-01AはLosslessですが、8時間。ギガビS30のバッテリー最盛期で、Lossless再生は4時間がいいところでしたからね。

さて、音についてです。視聴環境は、IS12T(バッテリーのみ駆動)で、使用イヤフォンは、Audio-TechnicaのATH-EW9です。
ぶりちゃんは、カナル型が苦手なことと、バランスが合ってないものが多数を占めるため、このような特殊?なイヤフォンでの評価はご了承くださいませ。
このイヤフォンも厳密にはバランスは合ってないのです。
(高音域は少々きれい目に再生すること)
ただ、低音はある分だけ再生すること(弱いわけではない、ほかのが強調しすぎるだけ)と、中音域のバランスがとてもよいこと、イヤフォンではなく、ヘッドフォンクラス(ATH-W1000とほぼ同等)の性能を持ってることで、ATH-EW9を愛用しています。

高音域、中音域、低音域のバランスはよく、フラットな感じですね。
HTC 7 Mozartでは、エージングが進むにつれて、カマボコ型の音になってましたが、IS12Tは同じ傾向があるとはいえ、Mozartよりもバランスはよいです。

ただ、圧縮オーディオの補正機能が働いているように感じ、高音域の響きが少々不自然さを感じるものの、以前聞いたiPod、Gigabeat S30、Cowon D2、T-01A、もちろんMozartも含めて一番よい音でした。
解像度もよく、音の細かいニュアンスも少々ですが聞き取れるくらいです。

ニュアンスは言葉があまりうまくはないのですが、ヴァイオリンであれば、弦の響き方、周りの空気感などそれぞれの楽器や肉声などを再現できるかどうかです。
もともとATH-W5000がリファレンスとなってるので、ここら辺が出てないとがっかりします^^;
もちろん、使用しているイヤフォンも関係するのですが、元のソースと再生部分がよくなければどうしようもないことなので、IS12Tは素直に評価できます。

ぶりちゃんはこのニュアンスと、簡単にいえば、立体感、音域バランスを重視するのでぶりちゃん的にポイントは高めです。

かなり評価は高いのですが、IS12Tに関しては、これは・・・と思うところもあります。

  • ボリューム調整がシームレスに変化しない
    一部の音量の上下(2-3,7-8,10-11など)でボリュームは上がり、下がりしますが、その他の数値の際はあまりわからないくらいのボリュームの変化で、これは使用しているデジタルボリュームICがだめだめなのかなと感じました。
    これはauに問い合わせたところ、仕様のようで、改善として上申するという報告をいただきました。
  • 再生がとまって次の曲に移る時や再生開始、停止時、スリープ状態に入る際にボフッという電源オンオフの特有のノイズが入る
    これは、おもいっきり設計ミスでしょうね。ギガビもこういうところはありましたけど、もっとひどいです。T-01Aよりもひどい^^;
    なお、HTC 7 Mozartではこの症状はないのですよね~

どれも、DAPとしてみれば、安物仕様や致命的だとは思うようなところだと思います。
ギガビを手がけた東芝がどうしてこんなミスをやらかしたのか、正直首をひねりますが、まあ、T-01Aでもどうしてこうなったというところはありましたしね~

また、Windows Phone 7.5のZuneプレイヤーでの不満点は、以前にも書いたとおり、WMA Losslessなどの可逆圧縮コーデックに対応しないところです。
WMA LossslessはWP7への転送時に、残念ながらWMA320kbpsなど、Zuneソフトウェアのオプションで指定したビットレートに変換して転送されます。その分、曲数は、2000曲いれても、32GBのストレージの約半分と、量は入りますが、音の劣化は否めません。
将来の改善に期待したいところです。 それまでの暫定的なプレイヤーの作成は進行中ですけど><

バッテリー持ちもよく、音質もよいので、通勤の移動時にWMA再生、休み時間に使用でも、1日くらいは十分にバッテリーが持つので意外と使い勝手がよいと思います。

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